「M1 Garand tanker」

M101
 まずM1ガーランドについて説明しましょう。
M1ガーランドは、第二次世界大戦で米軍の歩兵用主力ライフルとして活躍した、世界で初めての主力軍用セミオートマチックライフル(半自動小銃)である。
M1ガーランドという名称はいわゆる「愛称」であり、正式な名称は「U.S.Rifle Cal.30.M(MODEL)1」という。「M1ガーランド」という愛称は、本銃設計者の「ジョン・ガーランド」からとったものである。開発されたところは、アメリカ合衆国スプリングフィールド国営造兵廠とされています。 本銃の最も特筆すべきところは、その存在そのものである。すなわち一国の軍隊の主力装備として初の歩兵用自動装填式ライフルである点に他ならない。
 当時、19世紀末から第二次世界大戦終戦まで、枢軸軍、米国を除く連合軍を問わず、歩兵が常時携帯する小銃は、九九式短小銃やモーゼルKar98kにみられるような装弾数5発〜10発のボルトアクションライフルという手動式連発銃であった。このボルトアクションライフルは、装弾から排莢の連続性を人間の力に頼らなければならない。19世紀末から第二次世界大戦初期はこのような銃を使う小銃戦であったために、現代の軍隊が行うような機動戦術は行使されず、もっぱら「一撃必殺」を主眼とした狙撃戦や、待ち伏せ、集団戦法に置ける一斉掃射で面的制圧を行うのが常であった。ボルトアクションライフルは、コストが安く、部品点数も極めて少なく、構造が単純で射程と命中精度に極めて優れるため、近代戦争初期の歩兵用ライフルとしてはうってつけであったわけであるが、最大の弱点は速射性に乏しいことであった。つまり、兵士が目標をとらえ、第一弾を発射し目標をハズした場合、ボルトを引いて再装填→照準→発射という一連の行動を行うわけであるが、再装填の際に照準器から視線をはずさないと、再装填できないという弱点があった。
このような当時の主力小銃では「走りながら撃ちまくる」や機関銃や自動拳銃、ダブルアクションリボルバーなどでは可能な「狙ったところに当たりをつけ、数発連射して当てる」などという行為はとても不可能であった。
 当然各国軍部もこのことは良く理解しており、歩兵用の自動小銃の開発を鋭意進めていた。しかし、歩兵用の自動小銃を作る際、どうしてもネックとなるのが「コスト」と「技術」であった。一国の軍隊の兵士すべてに自動小銃を配備するというのは、当時では途方もない事であり、また小銃弾という威力の高い弾薬を歩兵用の可搬性の高い小銃クラスで自動発射させるとなると技術的にも非常に高い物が要求されるという点で、ソ連を除くほとんどの国では、試作品や少数の量産品が配備されるという例外を除いては、主力自動小銃というものは皆無であった。また、ソ連における半自動歩兵銃(シモノフAVS、トカレフSVT)は生産数こそかなりまとまった量が作られはしたものの設計面に未熟な面があり、実用性は概して低くボルトアクションライフルを更新するに至らなかった。即ち、このM1ガーランドは、「持てる国」「資本主義の合理性」「大量生産大国」「銃器大国」「チート大国」というアメリカ合衆国ならではの自動小銃であったといえる。
 この小銃弾を大量に消費する銃を実用化した背景には、アメリカの生産能力の高さと、それを前線へ供給する兵站能力にある。特に前線に展開する部隊へ推進補給するには、ジープや小型トラックといった、輸送手段があってこそ可能となる。馬や人力に頼る原始的な兵站能力では、自動小銃を装備してもすぐに弾薬不足に陥ることは明白です。まぁアメリカ(ヤンキー)の銃ってことです。 第二次世界大戦ものの映画には必ずと言っていいほどたくさんでてきます。熱いです!!あの最終弾を発射後の「チーン!」という音はこの銃の出す独特なモノですね。うーーーーーーーーーーんたまりません!!

 今回紹介する「M1ガーランド・タンカースモデル」は、M1ガーランドの戦車兵用カービンモデル。前部ハンドガードを3分の1ほどの長さまで短縮したモデルです。
 なぜ短縮したかというと戦車兵が戦車の中でも取り回せるようにすることと空挺部隊が降下する際に邪魔にならないようにすることが短縮した目的のようです。
 第二次世界大戦中のこの短縮モデルの配備数は残念ながらわかりませんが、少数配備であることは間違いありません。

 ここからはマルシン工業とマルシン製のガランドについて書きます。
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 マルシンという会社は自分のようなコスプレイヤーにとってピンポイントな銃を出してくれる素晴らしい会社です。でも出す銃は欠陥品ばかりで買った人を長年に渡り苦しめます。自分も何回原因不明な故障でマルシンに送ったことか(泣)マルシン製の銃を扱うには使用した後は必ず完全に分解して掃除をしてメンテナンスする必要があります。まぁ壊れやすい銃というところに愛着を感じます・・・・自分は・・・。
 これからもきもい銃たくさん出してくださいねマルシン!!買うからさ。
 ガランドにかんしてはガスタンクの容量が小さいので2、3クリップしか撃てませんし飛距離がない、10メートル飛んでない。しかし、迫力のあるブローバック・クリップの排莢システム・ブナの木を使った本格的な木製ストックとリアルな重量がそれらを忘れさせてくれます。いい仕事してるよマルシン!。
 マルシンのガランドはゲームには向いてませんが鑑賞用と家での遊びにはかなり向いています。あとコスプレ用に。

 そろそろグダグダになってきたのでコラムはここで終了します。
 ありがとうございました。
 カラヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

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